せっかく大事に育てているクリスマスローズの葉がいつの間に変色している、もしくは枯れてしまったということがあれば、大変ショックです。
葉先が黒くなる症状は、病気とは限らず、葉の寿命や生理現象による場合があります。
表面がカサカサの古い葉が黒くなっているのは、寿命の可能性が高いです。
みずみずしい葉が黒くなっているなら、生育環境や病気で弱っている可能性があります。
特に夏場は、強い日差しや水やりをしすぎると葉に影響を与えることがあります。
クリスマスローズの葉が黒くなる原因
葉が黒くなる原因ですが、黒くなっている部分の葉が古い葉なのか新しい葉なのかによって違います。
古い葉が変色している場合は生理現象や寿命の可能性があります。
新しい葉の場合は、生育環境の影響もしくはなんらかの病気の可能性があります。
古い葉は、ぺたぺたしていてカサカサしていて、新しい葉は、ふかふかしていてみずみずしいのが特徴なので、手で触って観察してみてください。
病気ではないようであれば、枯れた葉は取り除くだけで大丈夫です。
病気が疑われる、または自分で病気かどうか判断できないということもあると思います。
このような場合は、園芸店などに相談してみるのもいいですよ。
お店の人も話だけではイメージしづらいので、葉の状態がわかる写真を持っていくと、なおわかりやすいです。
葉が茶色い原因
7月から9月にかけて暑い時期が続きますが、クリスマスローズの栽培で最も難しいシーズンであるといわれています。
夏の暑い時期は、特に枯れないように植物に水をかけなくてはと考える人もいるかもしれません。
しかし、クリスマスローズの場合は違うんですね。
クリスマスローズは、気温の上昇にともない、夏の間は半休眠状態となります。
そのため、夏は過度の水やりや肥料は必要ないんですね。
根の活動が休止しているところに、毎日水をやると、耐えきれずに根腐れを引き起こしてしまいます。
このような不必要な肥料と水によって、肥料焼けや根腐れを起こし、葉の部分が茶色に変色してしまうのです。
他にも変色する原因には、根がぐんぐん成長して鉢の中で根詰まりが起きて弱ってしまうことが考えられます。
ついつい、夏は水やりしてしまいがちなので、気をつけたいですね。
ただし、完全に水やりをストップしてはいけません。
根が傷んでしまうので、土の表面が乾燥している状態になったら、鉢底から水が出てくるまで、水をたっぷり与えるようにしましょう。
葉が黄色い原因
クリスマスローズの葉が黄色くなるのは、生育環境や病気、落葉が原因の可能性が考えられます。
ですが、寒い時期に変色したのであれば心配する必要はありません。
クリスマスローズは、寒い時期になると、葉の色が黄色に変色していくことがあります。
春が近づくにつれて新しい葉の準備に入るので早めに切り取っておきましょう。
葉やけの症状と対策
クリスマスローズは、直射日光に弱い植物です。
夏の日差しや西日などの強い日差しをあびると、葉やけを起こしてしまう原因となります。
秋から春にかけてであれば、日当たりの良い場所で育てていても問題はありませんが、夏の間はきちんと対策をする必要があります。
夏の間は、鉢植えの場合は、涼しくて明るい日陰で育てましょう。
高温になりすぎると、根の部分がダメになってしまうこともあるので、直接日差しが当たらないようにしてください。
また、地植えの場合は、簡単に移動させることはできないので、すだれや遮光ネットなどを使って日差し対策をしましょう。
この時期は特に、クリスマスローズの観察はこまめにしておくことが望ましいです。上手に調節していきましょう。
葉が変色したら復活する方法はある?
葉が変色してしまった場合、復活できるかどうかは難しいですが、枯れたと思ってそのままにしていたら、小さい芽が出てきたという人もいるんですね。
復活の可能性を広げるには、また一度から環境作りをしてあげることが重要だと思います。
まずは、枯れている部分や腐れている部分は切り取ってください。
茎から変色してしまっている葉は、根元から切り取るようにしましょう。
次に、新しい土を入れ替えます。入れ替える際、根の状態を観察してみてください。
もし、ほとんどが黒っぽく変色していたら、復活は難しいでしょう。
反対に、白っぽい根がある状態であれば、復活できる可能性はじゅうぶんにあります。
理由は、肥料や水の与えすぎによってクリスマスローズには適していない土になっている状態が考えられるからです。
根腐れの可能性も考えて、しばらく肥料は控えたほうが良さそうです。根気強く、育てていくことが大切です。
まとめ
真冬の庭は、花も咲いてないし、とても殺風景で寂しい気持ちになりますが、そのような時期にクリスマスローズは、真冬に花を咲かせてくれて嬉しくなりますし、魅力的ですよね。
庭には、ぜひ植えたい植物のひとつでもあります。そんなクリスマスローズを長い年月育てていくためにも、クリスマスローズの特徴をふまえながら環境作りをしていくことが大切です。
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