羽蝶蘭(ウチョウラン)の花が咲き終わったら、葉っぱを秋口の涼しい時期まで枯らさないことが重要です!
①午前中は日が当たり午後は日陰②風通しがよい③雨が当たらない
この3つの条件を見たす場所に移動させてください。
葉が枯れるまでは、水で薄めた液体肥料を与え、土の表面が乾いたら水をたっぷり与えましょう。
夏の間に枯れてしまうと、球根が肥培できず、来年の開花にも影響を及ぼします。
肥培した球根は、土の中に植えっぱなしで冬越しさせることができます。(土の中から球根を取り出して保存も大丈夫)
ウチョウランの花が終わったら
球根を肥培させる
羽蝶蘭が来年もきれいに花を咲かせるためには、球根を太らせる必要があります。
球根を肥培させるためには、花が咲き終わった後も、葉が付いた状態を保つ必要があるんですね。
だいたい、秋口の涼しい時期まで、葉が付いた状態を保てるといいですよ。
葉っぱが付いた状態を保つためのお世話
水やり
涼しい時期になり、葉っぱが完全に萎れるまでは、水やりは欠かさず続けましょう。
水をやるタイミングは、『土の表面が乾いたら』で大丈夫!
鉢底から滴り出る位、たっぷり水やりをしましょう。
夏の暑い時期は、朝夕の涼しい時間に水をあげてくださいね。
水をあげる時には、ウチョウランの葉や茎に水がかからないように注意してください。
葉の表面に水が残ると、葉の付け根が傷んで茎が折れて、球根の肥培にもよくありません。
必ず、ウチョウランの根元部分に水をかけてください。
肥料
7,8月の暑い時期は肥料は与えません。
9,10月の暑さが落ち着いたころに、肥料をたくさん与えると、羽蝶蘭の球根が肥培しやすくなります。
葉が枯れるまで、ハイポネックスなど液体肥料を水で薄めて、与えるといいですよ。
置き場所
ウチョウランの花が咲き終わった後は、
- 午前中は日があたるが午後は日陰
- 風通しがよい
- 水が当たらない
この3点の条件に当てはまる場所に移動します。
植えっぱなしでも大丈夫
土の中の球根ですが、植えっぱなしで冬を越しても問題ありません。
植えっぱなしの場合、雨がかからない場所、凍らない場所に移動しましょう。
玄関など室内に置いてもいいです。
冬の間は休眠中なので、肥料は与えなくて大丈夫。
水やりも、1ヶ月に一度、土の表面がしめる程度で充分です。
水をやりすぎると、土の中が過湿状態になって、球根が腐ってしまうので、気を付けてくださいね。
球根の保存方法
球根を土の中から掘り出して、春まで保存することもできます。
掘り出したウチョウランの球根は、ティシュで包んで、空気穴をあけたジッパー付き袋などにいれて保存します。
保存場所は冷暗所がおすすめなので、冷蔵庫の野菜室や、発泡スチロールに入れてひんやりして暗い場所下駄箱の下など)で保管しましょう。
水や肥料などは必要ありません。
植え替えの時期と注意点
羽蝶蘭の植え替え時期は、2~3月頃がいいですよ。
球根が休眠から覚めて新芽が伸び出す前に、植え替えてあげます。
もし根っこや新芽が伸び始めている時は、絶対折らないでくださいね。
折れたら復活しないので、開花できなくなってしまいます。
ウチョウランの寿命
ウチョウランは多年草の為、何年も花を咲かせますが、具体的な寿命はあまり分かっていないみたいですね。
同じラン科である胡蝶蘭は50年以上開花し続けているのもあるので、もしかしたら、羽蝶蘭も長く咲いてくれるかもしれません。
野生の羽蝶蘭は、1960年頃に山野草ブームで乱獲されてしまい、今売られているのは、園芸用に改良されたウチョウランです。
野生のウチョウランが5年後も咲いていた、という話もあるから、寿命は5年以上あるのかもしれません。
まとめ
ウチョウランの花が咲き終わったら、
- 秋まで葉っぱを枯らさないこと
- 冬越しの球根は静かに休眠させてあげること
この2点に気を付けてあげてください。
来年の春も、綺麗なウチョウランの花を見られるといいですね。
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