カーネーションは、高温多湿に弱い植物なんですね。
日本は特に、湿度が高いですし、夏は猛暑が続くので、夏にカーネーションが枯れてしまうことは多いんです。
良かれと思ってしているお手入れ方法が、実はカーネーションを枯れさせる原因になっている可能性もあります。
一生懸命に育てていても、カーネーションが枯れてしまったということはありませんか?
カーネーションの花や茎、葉っぱが枯れている状態でも、根の部分が元気なところが残っている場合は、復活させることができます。
しかし、観察してもカーネーションの根の部分も枯れている状態、腐れているような場合は、復活させることができません。
まずは、枯れてしまったカーネーションを鉢から出して観察してみてください。
カーネーションの育て方で枯れる原因
カーネーションは、水や肥料の与えすぎによって、根腐れを起こしてしまいます。
カーネーションは、多湿が苦手なので、鉢底に水がたまりっぱなしというのは良くありません。
症状として、カーネーション全体が元気なくしおれている・土の表面にカビが生え、臭いを発生させている・花や葉っぱが枯れている・根っこが変色している・茎がブヨブヨしているということが現れます。
このような場合は、植え替えや切り戻しを試してみましょう。
水やりの際は、早朝もしくは夕方にするようにしてください。
頻度としては、土の表面が乾いているようであれば水やりをするようにしましょう。
カーネーションは、肥料が大好きな植物ですが、夏や冬には与えないようにしましょう。
そのかわり、春と秋の生育期にたっぷり肥料を与えることで、元気に花を咲かせてくれますよ。
頻度として、化成肥料なら1,2か月に1回、液体肥料なら1週間に1回くらいを目安に与えるようにしてください。
復活ができる場合
カーネーションが全部枯れてしまっていても、復活できる場合もあります。
観察してほしいところは、根の部分です。
根の部分がまだ生きているのであれば、まだ可能性があります。
腐った部分はすべて取り除いてあげましょう。
まだ、枯れていないカーネーションにじゅうぶんな養分が行き渡るようにするために、枯れた部分を取り除くことは重要です。
根は生きていても、弱っている状態です。
そこに肥料を与えるとかえってカーネーションが弱ってしまいますので、植え替えが終わったら、日光と水だけを与えてください。
風通しの良い場所で、直射日光の当たらない明るい場所に置くことも大事なポイントです。
全部枯れたら捨てる?
根の部分も全部枯れてしまったカーネーションは、残念ながら復活させることができません。
ショックかもしれませんが、寿命が来たと思って、「今まで咲いてくれてありがとう」と、感謝の気持ちを持って処分しましょう。
鉢植えカーネーションの育て方のポイント
カーネーションは、毎年の植え替えが必要です。
これをさぼってしまうと、鉢の中で成長した根が逃げ場を失い、根詰まりを起こしてしまいます。
植え替え時期は、春と秋の季節にすると良いでしょう。
鉢を選ぶ際は、大きすぎてもカーネーションの土台が不安定になるためいけません。
必ず、これまでの鉢よりも一回り大きい鉢を用意しましょう。
カーネーションは、湿度に弱いので、排水性・通気性に優れたものを選ぶようにしましょう。
置き場所については、直射日光の当たらない明るい場所で、風通しの良い場所に置きましょう。
冬場は、室内に移動させて、日当たりの良い窓辺付近に置くようにしましょう。
鉢植えの場合、地植えよりも温度調節がしやすいです。
地植えカーネーションの育て方のポイント
地植えをする場合は、植え付け2週間前に腐葉土や堆肥を混ぜ込んでおきましょう。
カーネーションは、耐暑性や耐寒性を持っていますが、極度の高温や低温は苦手です。
また、湿度の高いところも苦手なので、水を多く与えてしまいがちな夏場も、土が乾いてきたら水を与えるようにしてください。
夏の日差しや西日に直接当たらないように遮光ネットを使うようにしましょう。
また、冬は霜よけ対策もしなければなりません。
雪が積もると、雪の重さでカーネーションの枝が折れてしまう心配があるので、雪国にお住まいの方は、なるべく鉢植えをおすすめします。
まとめ
カーネーションの育て方で、鉢植えと地植えの方法がありますが、地植えですと対策方法が限られてしまいます。
お住まいの地域によっては、地植えが難しい場合もあります。
鉢植えのほうが、地植えよりも環境対策の管理がしやすいので、雪国にお住まいの方や、ガーデニング初心者の方におすすめします。
もし、地植えしたいけれど不安な場合は冬場だけ鉢植えに植え替えるのも検討してみてください。
母の日といえば、カーネーションですよね。
庭で咲いているのを見ていると、きれいで癒されますし、贈り物としても喜ばれる花です。
カーネーションの花言葉は、無垢で深い愛・母へ愛・純粋な愛など、色によって若干異なりますが、愛が込められた素敵な意味を持っています。
庭で育てたカーネーションを大切な方に贈るのも素敵だと思います。
それぞれ、育て方の注意点に気をつけて、元気なカーネーションを咲かせてくださいね。
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